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オクトパスエナジーと他社の電力サービスを比較
電力自由化によって、家庭でもさまざまな電力会社や料金プランから契約先を選べるようになりました。
電力会社を切り替える際に確認したいのは、電気料金だけではありません。料金の計算方法、基本料金、燃料費などに応じて変動する費用、解約条件、サービス内容、電源に関する特徴などを総合的に比較することが重要です。
なかでも「オクトパスエナジー」は、再生可能エネルギーやデジタル技術を活用した電力サービスに関心がある方にとって、比較候補のひとつとなる電力サービスです。
日本では、東京ガスと英国のオクトパスエナジーによる合弁会社「TGオクトパスエナジー株式会社」が電力小売事業を展開しています。東京ガスの公表資料では、東京ガス70%、オクトパスエナジー30%の出資による合弁会社であることが確認できます。
この記事では、オクトパスエナジーを最初に取り上げたうえで、異なる事業者が提供している以下の電力サービスと比較します。
- オクトパスエナジー
- Looopでんき
- idemitsuでんき
- 東京電力エナジーパートナー
料金体系やサービスの特徴はそれぞれ異なります。
単純に電力量料金の一部分だけを比べるのではなく、「自分の電気使用量や生活スタイルではどのような違いがあるのか」という視点で確認していきましょう。
※料金・キャンペーン・サービス内容は記事作成時点で確認できた情報をもとにしています。電気料金は契約エリア、使用量、契約容量、燃料価格、市場価格、各種調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などによって変動する場合があります。申し込み前には各社公式サイトで最新の料金・適用条件をご確認ください。
オクトパスエナジー

商品概要
オクトパスエナジーは、日本ではTGオクトパスエナジー株式会社が展開している電力サービスです。
TGオクトパスエナジーは、東京ガスと英国のエネルギー企業Octopus Energyによって設立された合弁会社です。
東京ガスの公表資料によると、オクトパスエナジーが開発したデジタルプラットフォームを活用し、日本国内で再生可能エネルギーを中心とした電力小売事業を展開しています。
オクトパスエナジーの特徴のひとつが、電力プランとテクノロジーを組み合わせたサービス設計です。
電気の利用状況や住宅設備などに合わせ、複数の料金プランが用意されています。
特徴
実質再生可能エネルギー100%のプランを提供
代表的な「グリーンオクトパス」は、非化石証書を組み合わせることによって、実質再生可能エネルギー100%としている料金プランです。
ここで注意したいのは、「実質再生可能エネルギー100%」と「供給される電気そのものがすべて再生可能エネルギー発電所から直接送られてくる」という意味は同一ではないことです。
グリーンオクトパスでは、非化石証書を組み合わせることで環境価値を付加しています。
電気料金だけでなく、電力の環境価値も比較材料にしたい場合に確認しておきたい特徴です。
生活スタイルに対応した複数のプラン
オクトパスエナジーでは、グリーンオクトパスだけでなく、住宅設備や電気の使い方に応じたプランも展開されています。
公式サイトでは、太陽光発電設備を設置している家庭を想定した「ソーラーオクトパス」、オール電化住宅向けの「オール電化オクトパス」、EV利用者を想定した「EVオクトパス」などが案内されています。
そのため、一般家庭だけでなく、太陽光発電やEV、オール電化住宅などを含めて料金プランを検討したい場合にも比較できます。
デジタル技術を活用したサービス
オクトパスエナジーの特徴を理解するうえで重要なのが、独自のテクノロジープラットフォームです。
東京ガスの公表資料では、オクトパスエナジーのシステムについて、顧客情報管理、料金管理、請求書発行など、エネルギーサービスに必要な機能を一元化していることが説明されています。
また、問い合わせについて同じカスタマーサポートチームが対応する仕組みも紹介されています。
電気料金だけではなく、契約後のサポート体制も比較したい方は確認しておきたいポイントです。
料金
オクトパスエナジーには複数の料金プランがあり、料金単価は契約するプランや供給エリアなどによって異なります。
代表的な「グリーンオクトパス」は、基本料金と使用電力量に応じた従量料金を組み合わせる料金体系が採用されています。
一方、公式サイトでは「シンプルオクトパス」のように基本料金0円で、一定期間の使用量単価を固定する仕組みのプランも案内されています。
このため、「オクトパスエナジーはいくら」と一つの料金だけで判断するのではなく、郵便番号や世帯人数、実際の使用量などを使って料金を確認することが重要です。
また、プランによって燃料費調整額などの扱いも異なります。
毎月の請求額を比較するときは、
「基本料金」
「電力量料金」
「燃料費などに連動する調整額」
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」
「各種割引」
などを含めて確認しましょう。
公式サイトには郵便番号や世帯人数などから料金を確認できるシミュレーションが用意されています。
現在契約している電力会社の検針票や使用量が分かる資料を準備して比較すると、より自分の利用状況に近い条件で検討できます。
解約金・契約条件
オクトパスエナジー公式サイトでは、解約金・解約手数料なしと案内されています。
そのため、契約期間の縛りや解約時の費用を重視して電力会社を比較している場合には確認しやすい条件です。
ただし、キャンペーンや割引を利用している場合、解約するタイミングによって未使用の割引残高が消滅するなど、特典に関する条件が設定されている場合があります。
「電力契約そのものの解約金」と「キャンペーン特典の適用条件」は分けて確認しておきましょう。
おすすめポイント
オクトパスエナジーを比較するときに注目したいポイントは、料金だけではありません。
実質再生可能エネルギー100%の料金プランを展開していることに加え、EV、太陽光発電、オール電化など、家庭の設備や電気の使い方に対応したプランが用意されています。
また、デジタル技術を活用した顧客管理・料金管理・カスタマーサポートもサービスの特徴です。
そのため、
- 電気料金を見直したい
- 実質再生可能エネルギー100%のプランも検討したい
- EVや太陽光発電などに合ったプランを探している
- 解約金・解約手数料の有無を重視している
- オンライン中心で電力会社の切り替えを進めたい
といった観点から電力会社を比較している場合に、検討候補となります。
ただし、実際に電気料金が下がるかどうかは現在の契約内容、契約エリア、使用量、利用時間帯などによって異なります。
申し込み前に料金シミュレーションを行い、現在の電気料金と比較することが大切です。
キャンペーン・特典
オクトパスエナジーでは、申込経路や時期などによって電気料金の割引特典が設定される場合があります。
公式サイト上では、提携企業経由の新規申し込みを対象とする「提携企業割 Ver3」の定義書が公開されており、所定の条件を満たした場合、対象となる電気料金から6,000円(税込)を割り引く内容が確認できます。
具体的には、新たに電気需給契約を開始してから2回目に支払義務が発生する対象使用期間の電気料金から割引する仕組みです。
ただし、対象となる料金メニューや申込条件が定められているほか、他の申込経路では異なる特典が設定されている場合があります。
過去または別の申込ページには地域別の電気代割引なども掲載されているため、広告や比較記事で表示された金額だけを見て判断せず、実際に利用する申込ページに表示される特典内容と適用条件を確認してください。
また、オクトパスエナジーには「友達紹介割」もあります。公式サイトでは、紹介によって新たに契約者が加入した場合に電気代割引を受けられる仕組みが案内されています。
キャンペーンや紹介制度は変更・終了する可能性があるため、申し込み時点の条件確認が必要です。
利用シーン
オクトパスエナジーは、現在利用している大手電力会社などからの切り替えを検討している場合の比較候補になります。
例えば、毎月の電気使用量が分かっており、「現在の料金と切り替え後の料金を具体的に比較したい」という場合には、料金シミュレーションを利用して検討できます。
また、電気料金だけではなく環境価値も重視したい家庭や、EV・太陽光発電・オール電化などの設備に合わせて料金プランを検討したい場合にも選択肢があります。
オクトパスエナジーのまとめ
オクトパスエナジーは、東京ガスと英国のオクトパスエナジーによる合弁会社が日本で展開する電力サービスです。
実質再生可能エネルギー100%の「グリーンオクトパス」をはじめ、住宅設備や電気の利用スタイルに対応した複数の料金プランを提供しています。
また、解約金・解約手数料が設定されていないことや、独自のデジタルプラットフォームを活用したサービス体制も比較ポイントです。
一方、電気料金は契約エリア、プラン、使用量、各種調整額などによって変わります。
現在の検針票や電気使用量を確認し、料金シミュレーションを行ってから判断するとよいでしょう。
Looopでんき

商品概要
Looopでんきは、株式会社Looopが提供する電力サービスです。
株式会社Looopは電力小売事業のほか、蓄電池事業や太陽光発電所の開発・建設事業などを展開しています。
家庭向けでは「スマートタイムONE(電灯)」が代表的な料金プランとなっており、市場価格の動きを料金に反映する仕組みが特徴です。
オクトパスエナジーとは料金の考え方が異なるため、「固定的な単価だけでなく、市場価格と連動する料金プランも比較したい」という場合に違いを確認しやすいサービスです。
特徴
30分ごとに変動する電源料金
スマートタイムONEの大きな特徴は、電源料金が30分ごとの市場価格などをもとに計算されることです。
市場価格が低い時間帯に電気を使うことで料金を抑えられる可能性がある一方、市場価格が高くなる時間帯には電源料金も高くなる可能性があります。
そのため、単純な「1kWhあたり○円」という固定単価型の料金プランとは比較方法が異なります。
電気を使う時間帯を調整しやすい家庭では、この料金体系の特徴を活用しやすい可能性があります。
一方で、使用する時間帯をほとんど変更できない家庭では、市場価格の変動について理解したうえで検討する必要があります。
料金
スマートタイムONE(電灯)では、2025年4月の料金体系変更後、契約電力に応じた「制度対応費」が設定されています。
公式の重要事項説明では、北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州電力管内について、制度対応費に相当する単価として契約電力1kWにつき985.00円(税込)が示されています。
電力量料金は、大きく「電源料金」と「サービス料金」で構成されます。
サービス料金単価は1kWhあたり7.0円(税込)です。
電源料金については、30分ごとの使用電力量とエリアプライスなどをもとに算定されるため、市場価格によって変動します。
つまり、一般的な固定単価型プランのように、毎月同じ電力量料金単価だけで計算できる料金体系ではありません。
電力市場価格が低い時間帯と高い時間帯では料金に差が生じる可能性があるため、契約前には料金計算方法を理解しておく必要があります。
おすすめポイント
Looopでんきは、電気を使用する時間帯をある程度調整できる家庭にとって比較しやすいサービスです。
例えば、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、EV充電などの使用時間を変更できる場合、市場価格を意識しながら電気を利用するという選択肢があります。
一方、市場連動型の料金は市場価格上昇時に電源料金が高くなる可能性があります。
料金の分かりやすさを優先するのか、時間帯を工夫して利用する料金体系を選ぶのかという視点で、オクトパスエナジーなど他の料金プランと比較するとよいでしょう。
キャンペーン・特典
Looopでんきでは、契約者向けの割引施策やサービスが実施される場合があります。
2026年には、生活リズムに合わせた自動割引と長期契約割引を組み合わせた「おまかせ割」の提供が開始されています。
ただし、割引の対象条件や適用内容は契約状況などによって異なる場合があります。
申し込み時には、現在利用できる割引の対象条件と、スマートタイムONEの料金体系を合わせて確認してください。
利用シーン
Looopでんきは、
- 市場連動型の電気料金に関心がある
- 電気を使う時間帯を調整しやすい
- アプリなどを利用して電気料金を意識しながら利用したい
- EVや家電の使用時間を工夫できる
といった場合に比較しやすい電力サービスです。
一方、市場価格による料金変動を避けたい場合は、固定的な単価を採用する料金プランも含めて比較した方が判断しやすくなります。
Looopでんきのまとめ
Looopでんきの「スマートタイムONE」は、30分ごとの市場価格などを電源料金に反映する料金体系が大きな特徴です。
電気を使用する時間帯によって料金が変わる可能性があるため、自分で使用時間を調整できるかどうかが比較ポイントになります。
オクトパスエナジーとは料金設計が異なるため、毎月の使用量だけでなく、「いつ電気を使っているか」まで考慮して比較しましょう。
次は、同じ比較基準で「idemitsuでんき」「東京電力エナジーパートナー」を紹介したうえで、4サービスの料金・特徴・キャンペーン等をまとめた比較表へ進みます。
idemitsuでんき

商品概要
idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供している電力サービスです。
家庭向けには、一般家庭で検討しやすい「Sプラン」のほか、オール電化住宅に対応した料金プランなどが用意されています。
また、出光興産が全国でサービスステーションを展開していることを生かし、クルマを利用する契約者を対象とした「クルマ特割」が用意されている点も特徴です。
電気料金だけを比較するのではなく、ガソリン車やEVを所有している場合の特典まで含めて検討できます。
特徴
使用量に応じた段階制のSプラン
一般家庭向けの代表的な「Sプラン」は、基本料金と使用電力量に応じた電力量料金を組み合わせた料金体系です。
東京電力エリアでは、基本料金は10Aにつき月額311.75円(税込)です。
電力量料金は使用量に応じて3段階に分かれており、記事作成時点で確認できる東京エリアの料金は次のようになっています。
| 使用電力量 | Sプランの電力量料金 |
|---|---|
| 最初の120kWhまで | 29.80円/kWh |
| 120kWh超~300kWhまで | 34.76円/kWh |
| 300kWh超 | 37.10円/kWh |
30Aの場合、基本料金は月額935.25円(税込)、40Aでは月額1,247.00円(税込)です。
実際の請求額には燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金なども関係するため、上記単価だけで最終的な請求額を判断することはできません。
また、料金単価は電力供給エリアによって異なります。
クルマ特割を利用できる
idemitsuでんきの特徴のひとつが「クルマ特割」です。
ガソリン車などを利用する場合には、ガソリン・軽油を対象として2円/Lの値引きを受けられ、月間上限は100Lです。
上限まで給油した場合は月200円、年間では2,400円相当の値引きとなります。
EVを利用する場合には、電気料金から毎月200円を値引きするコースがあります。
そのため、日常的に自動車を利用している家庭では、電気料金だけでなくクルマ関連の特典も含めて比較できます。
ただし、対象条件や値引き方法などを確認したうえで利用する必要があります。
オール電化向けプランも用意
idemitsuでんきでは、オール電化住宅を対象とした料金プランも提供されています。
エコキュートなどを利用している家庭の場合、一般的なSプランだけでなく、現在契約しているオール電化向け料金プランとの比較が重要です。
単純に一般家庭向けプランの1kWh単価だけを比較して切り替えるのではなく、給湯設備や夜間の電力使用量も考慮しましょう。
料金
東京電力エリアのSプランでは、基本料金は10Aにつき311.75円(税込)です。
例えば30A契約の場合は935.25円(税込)、40A契約の場合は1,247.00円(税込)となります。
電力量料金は、最初の120kWhまで29.80円/kWh、120kWhを超えて300kWhまで34.76円/kWh、300kWhを超えた部分は37.10円/kWhです。
東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bと比べると、記事作成時点では東京エリアの基本料金と最初の120kWhまでの電力量料金は同額ですが、120kWhを超える部分の料金単価が異なります。
ただし、最終的な請求額には燃料費調整額などが影響します。
そのため、現在の電力会社から切り替える場合は、過去1年間程度の使用量を確認し、料金シミュレーションを利用して比較する方法が適しています。
おすすめポイント
idemitsuでんきを比較するときには、電気の使用量だけでなく、自動車を利用しているかどうかも確認したいポイントです。
ガソリン車やEVを利用している場合にはクルマ特割があるため、電気料金と自動車関連の特典を合わせて検討できます。
また、一般家庭向けのSプランだけでなく、オール電化住宅向けのプランも用意されています。
一方、電気をあまり使用しない家庭と使用量の多い家庭では、料金プランを切り替えた場合の差が異なります。
料金単価だけを見て判断せず、現在の契約内容と年間使用量を使って比較することが大切です。
キャンペーン・特典
2026年8月23日時点では、idemitsuでんきの新規入会を対象とした特典が公式サイトで案内されています。
実施期間は2026年4月1日から2027年3月31日までです。
期間中に「Sプラン」「オール電化プラン」「低圧電力プラン」へ申し込み、所定の条件を満たすと、供給開始日が属する月から3か月後の電気料金1か月分から3,000円が値引きされます。
値引き対象月の電気料金が3,000円を下回る場合などは、適用される金額や扱いについて条件を確認する必要があります。
さらに、対象となる出光カードをidemitsuでんきの支払い方法として登録する場合、条件を満たすことで2,000ポイントが付与される特典も案内されています。
対象となるカードや決済時期などの条件が設定されているため、申し込み前に特典ページを確認してください。
キャンペーン内容は変更・終了する可能性があります。
利用シーン
idemitsuでんきは、例えば次のような場合に比較候補となります。
- 一般家庭向けの段階制料金プランを検討している
- 毎月の電気使用量が比較的多い
- ガソリン車やディーゼル車を日常的に利用している
- EVを所有している
- オール電化住宅向けプランも比較したい
- 電気料金とクルマ関連の特典をまとめて検討したい
特にクルマを所有している場合は、電気料金だけで比較する場合とは判断基準が変わります。
idemitsuでんきのまとめ
idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する電力サービスです。
一般家庭向けのSプランでは使用量に応じた段階制の電力量料金が設定されており、クルマを利用する契約者向けには「クルマ特割」も用意されています。
電気使用量が多い家庭や、自動車を日常的に利用している家庭では、電気料金と特典を合わせて比較すると違いを把握しやすくなります。
ただし、料金単価は供給エリアによって異なり、燃料費調整額なども実際の請求額に影響します。
東京電力エナジーパートナー

商品概要
東京電力エナジーパートナー株式会社は、家庭や事業者向けに電気・ガスなどを提供しています。
家庭向けの電気料金には複数のプランがあり、従来から提供されている規制料金の「従量電灯B・C」のほか、自由料金プランの「スタンダードS・L」などがあります。
今回は一般家庭で比較しやすいプランとして、東京電力エリアの「スタンダードS」を中心に確認します。
特徴
使用量に応じた3段階の電力量料金
スタンダードSは、契約アンペア数に応じた基本料金と、使用電力量に応じた電力量料金を組み合わせる料金プランです。
東京電力エリアでは10Aから60Aまで契約でき、基本料金は10Aにつき311.75円(税込)です。
電力量料金は次の3段階です。
| 使用電力量 | スタンダードS |
|---|---|
| 最初の120kWhまで | 29.80円/kWh |
| 120kWh超~300kWhまで | 36.40円/kWh |
| 300kWh超 | 40.49円/kWh |
別途、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などが料金に影響します。
複数の料金プランから検討できる
東京電力エナジーパートナーではスタンダードSだけでなく、オール電化住宅などを対象とする「スマートライフS・L」や、夜間の電気利用を考慮した「夜トク8」「夜トク12」など、複数の料金プランを案内しています。
そのため、生活スタイルや住宅設備によっては、スタンダードS以外も比較対象になります。
オール電化住宅の場合は、現在のプランを確認せず一般家庭向けプランへ切り替えるのではなく、給湯器などを使用する時間帯も含めて比較することが重要です。
電気とガスをまとめる選択肢がある
対象となる電気・ガスプランを同一の需要場所で契約し、条件を満たした場合には「ガスセット割」を利用できます。
電気だけでなく都市ガスの契約先も見直したい家庭では、電気とガスをまとめた場合の料金やサービス内容も比較材料になります。
料金
東京電力エリアのスタンダードSの基本料金は以下の通りです。
| 契約アンペア | 基本料金(税込) |
|---|---|
| 10A | 311.75円 |
| 15A | 467.63円 |
| 20A | 623.50円 |
| 30A | 935.25円 |
| 40A | 1,247.00円 |
| 50A | 1,558.75円 |
| 60A | 1,870.50円 |
電力量料金は、120kWhまで29.80円/kWh、120kWh超~300kWhまで36.40円/kWh、300kWhを超えた部分が40.49円/kWhです。
最低月額料金は328.08円(税込)です。
実際の電気料金には燃料費調整額が加算または差し引きされるほか、再生可能エネルギー発電促進賦課金なども加わります。
燃料費調整額は燃料価格などに応じて変動するため、料金単価だけで毎月の請求額が確定するわけではありません。
解約条件
スタンダードSの通常の契約期間は、契約成立日から利用者または東京電力エナジーパートナーが契約を解約する日までとされています。
なお、過去に提供されていた「長期契約割引」には期中解約金の規定がありますが、この割引は新規受付が終了しています。
そのため、以前から東京電力エナジーパートナーを利用している場合は、現在契約しているプランや割引の名称を確認したうえで、切り替え時の条件を確認してください。
おすすめポイント
東京電力エナジーパートナーは、一般家庭向けのスタンダードSだけでなく、オール電化や夜間利用などに対応した複数の料金プランを比較できます。
また、対象となる場合はガスとのセット契約も検討できます。
現在東京電力エナジーパートナーを利用していてオクトパスエナジーなどへの切り替えを検討している場合は、「現在の電気料金がいくらか」を把握するための比較基準として、検針票やWeb上の利用実績を確認するとよいでしょう。
キャンペーン・特典
東京電力エナジーパートナーでは、契約する電気・ガスプランなどに応じたサービスや特典が用意されています。
例えば、対象となる電気プランとガスプランをまとめる場合には「ガスセット割」があります。
また、対象プランでは、電気料金や使用量をWebで確認できるサービスなども提供されています。
キャンペーンは実施期間や申込経路によって内容が変わる場合があるため、申し込み時点で対象となるキャンペーンページおよび適用条件を確認してください。
利用シーン
東京電力エナジーパートナーは、
- 段階制の一般家庭向け料金を検討している
- 電気と都市ガスをまとめて検討したい
- オール電化住宅向けプランを比較したい
- 夜間の電気使用量が多く、時間帯別プランも確認したい
- 現在東京電力を利用しており、他社へ切り替えた場合の料金差を確認したい
といった場合に比較対象となります。
東京電力エナジーパートナーのまとめ
東京電力エナジーパートナーでは、一般家庭向けのスタンダードSをはじめ、住宅設備や電気の使用時間帯に応じた複数の料金プランが提供されています。
スタンダードSは基本料金と3段階の電力量料金を組み合わせた料金体系で、東京エリアでは30Aの基本料金が月935.25円(税込)、電力量料金が29.80円~40.49円/kWhとなっています。
オクトパスエナジーなどへ切り替える場合は、現在の契約プラン、アンペア数、毎月の使用量、燃料費調整額などを確認して比較することが重要です。
オクトパスエナジーと電力会社4サービスを比較
ここまで紹介した4サービスを整理します。
料金体系が異なるサービスを含むため、単純に1kWhあたりの料金だけを並べて優劣を判断することは適切ではありません。
特にLooopでんきは市場価格などに連動する料金体系であるため、段階制の電力量料金を採用するサービスとは料金の変動要因が異なります。
| 比較項目 | オクトパスエナジー | Looopでんき | idemitsuでんき | 東京電力エナジーパートナー |
|---|---|---|---|---|
| 運営・提供事業者 | TGオクトパスエナジー株式会社 | 株式会社Looop | 出光興産株式会社 | 東京電力エナジーパートナー株式会社 |
| 主な比較プラン | グリーンオクトパス等 | スマートタイムONE(電灯) | Sプラン | スタンダードS |
| 料金体系の特徴 | プラン・エリアごとに基本料金、電力量料金等を設定 | 市場価格などを反映する電源料金+サービス料金等 | 基本料金+3段階の電力量料金 | 基本料金+3段階の電力量料金 |
| 東京エリア30Aの基本料金等 | プランにより異なる | 制度対応費など独自の料金構成 | 935.25円/月 | 935.25円/月 |
| 東京エリア120kWhまでの電力量料金 | プランにより異なる | 市場価格等により変動 | 29.80円/kWh | 29.80円/kWh |
| 東京エリア120kWh超~300kWh | プランにより異なる | 市場価格等により変動 | 34.76円/kWh | 36.40円/kWh |
| 東京エリア300kWh超 | プランにより異なる | 市場価格等により変動 | 37.10円/kWh | 40.49円/kWh |
| 再エネ関連の特徴 | グリーンオクトパスは非化石証書を組み合わせた実質再エネ100% | 再エネ関連サービス等を展開 | 環境価値を付加したプランも提供 | 再エネ関連プラン等を提供 |
| EV関連 | EVオクトパスあり | 電気を使用する時間を調整しやすい料金体系 | クルマ特割のEVコースあり | EV・オール電化と組み合わせて検討可能 |
| オール電化向け | オール電化オクトパスあり | 電気の使用時間を考慮して検討 | オール電化プランあり | スマートライフS・L等あり |
| 解約条件 | 解約金・解約手数料なしと公式案内 | 契約条件を確認 | 契約プラン・条件を確認 | 契約中のプラン・割引条件を確認 |
| 主な特典・キャンペーン | 申込経路等による割引、友達紹介割等 | 割引施策等を実施する場合あり | 2026年4月1日~2027年3月31日の新規入会特典として条件を満たすと電気料金3,000円引き等 | 対象プランではガスセット割等 |
| 特徴的な比較ポイント | 実質再エネ100%のプラン、複数の用途別プラン、デジタルサービス | 市場価格を反映する料金体系 | クルマ特割、段階制料金 | 多様な家庭向け料金プラン |
※上表は2026年8月23日時点で確認した公式情報をもとに整理しています。料金・特典・キャンペーンは変更される場合があります。
※電気料金の実際の請求額には、各社・各プランの料金体系に応じて燃料費調整額、市場価格に連動する費用、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが影響します。
※同じ使用電力量でも、供給エリア、契約アンペア・容量、使用時間帯、燃料価格、市場価格などによって結果が異なる場合があります。
4サービスの違いをどのように考える?
4サービスは同じ「家庭向け電力」であっても、料金設計やサービスの特徴が異なります。
オクトパスエナジーでは、グリーンオクトパスをはじめとした環境価値を意識したプランに加え、EV、太陽光発電、オール電化などに対応する料金プランを比較できます。
LooopでんきのスマートタイムONEは、市場価格などを料金に反映する仕組みが特徴です。電気を使用する時間帯を調整できるかどうかも比較ポイントになります。
idemitsuでんきは段階制のSプランに加え、ガソリン車・EV利用者向けのクルマ特割を利用できる点が特徴です。
東京電力エナジーパートナーでは、スタンダードSのほか、オール電化や夜間利用などに対応した複数の料金プランがあります。
したがって、「1kWhの単価が低いサービスを選べばよい」と考えるのではなく、現在の電気使用量や住宅設備、電気を使用する時間帯、クルマの利用状況などを踏まえて比較する必要があります。
次章では、オクトパスエナジーへの切り替えを含めて電力会社を比較するときに、具体的に何を確認すればよいのかを解説します。
電力会社を比較するときの選び方
電力会社を切り替える際は、広告に表示された料金や特典だけで判断するのではなく、自分の電気使用量や契約内容に合わせて比較することが重要です。
同じ電力会社でも複数の料金プランがあり、契約エリア、契約容量、電気使用量、使用する時間帯などによって実際の電気料金は変わります。
ここでは、オクトパスエナジーを含む電力会社を比較するときに確認したいポイントを解説します。
1.現在の電気使用量から料金を比較する
最初に確認したいのが、現在の電気使用量です。
電力会社によって料金体系が異なるため、「基本料金が安い」「1kWhあたりの料金が安い」といった一部分だけでは、実際の電気料金を正確に比較できません。
例えば、段階制の料金プランでは、電気使用量が一定量を超えると1kWhあたりの単価が変わります。
一方、LooopでんきのスマートタイムONEのように市場価格などを料金に反映するプランでは、電気を「どれくらい使ったか」だけでなく、「いつ使ったか」も料金に関係します。
そのため、電力会社を比較する前に、現在利用している電力会社の検針票やWeb明細などを確認しておきましょう。
確認しておきたい主な項目は次の通りです。
- 契約している電力会社
- 料金プラン名
- 契約アンペア・契約容量
- 毎月の電気使用量
- 毎月の電気料金
- 燃料費調整額などの調整項目
- 現在適用されている割引
- オール電化などの住宅設備
できれば1か月分だけではなく、過去1年間程度の使用量を確認することが重要です。
エアコンを使用する夏や冬と、冷暖房の使用が少ない時期では電気使用量が大きく異なる家庭があります。
特定の月だけで判断すると、年間で見たときの料金差を把握しにくくなるためです。
2.基本料金だけでなく電力量料金も確認する
電気料金を比較するときに見落としやすいのが、基本料金と電力量料金の関係です。
基本料金が低くても、使用量に応じた電力量料金が高ければ、電気を多く使う家庭では総額が高くなる場合があります。
反対に、基本料金が設定されていても、使用量に応じた料金を含めて計算すると、現在の契約より支払額が抑えられるケースも考えられます。
そのため、
基本料金+電力量料金+各種調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金-適用される割引
というように、請求額全体で比較することが重要です。
例えば、オクトパスエナジーには基本料金と電力量料金を組み合わせるグリーンオクトパスのほか、基本料金0円として設計されたシンプルオクトパスもあります。
シンプルオクトパスについて公式サイトでは、基本料金0円で、12か月間の使用量単価を固定する料金体系と案内されています。燃料費調整額がない点も同プランの特徴です。
ただし、12か月経過後はグリーンオクトパスへ自動的に切り替わると案内されています。
このように、同じ電力会社であってもプランによって料金の計算方法が異なるため、電力会社名だけではなく「どの料金プランを契約するか」まで確認しましょう。
3.燃料費調整額や市場価格による変動を確認する
電力会社を比較するときは、電力量料金の単価だけでなく、料金が変動する仕組みも確認する必要があります。
電気料金プランには、燃料価格などを反映する燃料費調整制度を採用しているものや、日本卸電力取引所などの市場価格を料金に反映するものがあります。
例えば、LooopでんきのスマートタイムONEは、市場価格を反映する料金体系です。
市場価格が低い時間帯には電源料金が低くなる可能性がある一方、市場価格が上昇すれば料金も上昇する可能性があります。
この料金体系では、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、EV充電などの使用時間を調整できる家庭と、電気を使う時間帯を変更しにくい家庭では相性が異なります。
料金の変動幅をどの程度許容できるかという視点でも比較しましょう。
4.解約金・契約期間を確認する
電力会社の切り替えでは、契約時だけでなく、将来再び電力会社を変更する場合の条件も確認しておくことが重要です。
確認したいのは、
- 最低利用期間
- 契約期間
- 解約金
- 解約手数料
- 違約金
- キャンペーン適用後の解約条件
などです。
オクトパスエナジーは、公式サイトで解約金・解約手数料なしと案内しています。契約期間の縛りについても、シンプルオクトパスの案内では「契約期間の縛りも無い」とされています。
Looopでんきも、スマートタイムONEについて解約手数料0円、契約期間の縛りなしと公式サイトで案内しています。
ただし、電力契約そのものに解約金がなくても、キャンペーン特典には別の条件が設定される場合があります。
例えば、オクトパスエナジーでは、一部の割引について特典付与前に解約すると割引対象から外れたり、付与後に解約すると未使用の割引残額が消滅したりする条件が確認できます。
「解約金がない」という情報だけでなく、「利用中の特典が解約によってどうなるか」まで確認すると安心です。
5.キャンペーンは金額だけで判断しない
電力会社では、新規契約者を対象とした料金割引やポイント付与などのキャンペーンが実施されることがあります。
キャンペーンを比較するときは、特典金額だけを見るのではなく、
- 誰が対象なのか
- どの料金プランが対象なのか
- どの申込ページから申し込む必要があるのか
- いつ特典が付与されるのか
- 特典付与まで契約継続が必要なのか
- 他の特典と併用できるのか
- 解約すると未使用分がどうなるのか
まで確認することが重要です。
特にWeb広告や提携サイト経由のキャンペーンでは、申込経路によって特典内容が異なる場合があります。
オクトパスエナジーでも、過去を含め複数の申込経路別割引が設定されています。そのため、記事や広告で見た特典が、現在利用しようとしている申込ページにも適用されるとは限りません。
キャンペーンを利用するときは、申し込み直前に表示される適用条件を確認してください。
6.実質再生可能エネルギーの考え方を確認する
環境への配慮を重視して電力会社を選ぶ場合は、「再生可能エネルギー」「実質再エネ100%」などの表示内容も確認しましょう。
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスは、非化石証書を組み合わせることでCO2排出量実質ゼロとする、実質再生可能エネルギー100%の料金プランとして案内されています。
ここでいう「実質再生可能エネルギー100%」は、家庭に届く電気が物理的にすべて特定の再生可能エネルギー発電所から直接送られてくるという意味ではありません。
電力そのものと、非化石証書などによる環境価値を組み合わせて評価する仕組みです。
環境価値を重視する場合は、「再エネ」という言葉だけを見るのではなく、各社がどのような仕組みで環境価値を提供しているかを確認すると比較しやすくなります。
7.EV・太陽光発電・オール電化との相性を確認する
住宅設備によっても適した電気料金プランは変わります。
特に確認したいのが、
- EV
- 太陽光発電
- エコキュート
- IHクッキングヒーター
- 家庭用蓄電池
などを利用している場合です。
オクトパスエナジーには、EV利用者向けのEVオクトパス、太陽光発電設備を設置している家庭向けのソーラーオクトパス、オール電化住宅向けのオール電化オクトパスなどがあります。
idemitsuでんきでは、EV利用者を対象としたクルマ特割やオール電化向けプランを比較できます。
東京電力エナジーパートナーにも、オール電化住宅などで検討できるスマートライフS・Lがあります。
住宅設備をすでに導入している場合は、一般家庭向けプランだけを比較せず、その設備に対応した料金プランも確認しましょう。
オクトパスエナジーへ切り替える前に確認したいポイント
現在契約している料金プランを確認する
オクトパスエナジーへの切り替えを検討する場合、まず現在契約している電力会社と料金プランを確認します。
特に、以前から大手電力会社を利用している場合、規制料金プラン、自由料金プラン、オール電化向けプランなど、契約内容によって比較条件が異なります。
現在の料金プランを確認せずに切り替えると、正確な比較ができません。
検針票や会員ページなどで、
「プラン名」
「契約アンペア・容量」
「使用量」
「請求額」
を確認してから料金シミュレーションを利用すると比較しやすくなります。
切り替えに必要な情報を準備する
オクトパスエナジー公式サイトでは、現在利用している電気契約の情報が必要と案内されています。
最新の検針票を手元に用意しておくと、手続きを進めやすくなります。
一般的には、現在契約している電力会社名や契約者情報、お客さま番号、供給地点特定番号などを確認することになります。
入力内容を間違えると手続きに時間がかかる可能性があるため、検針票や現在の電力会社の会員ページを見ながら入力するとよいでしょう。
原則として切り替え工事は不要
「電力会社を変更すると、自宅の電気設備を工事する必要があるのではないか」と考える方もいるかもしれません。
オクトパスエナジーでは、電気の切り替えについて原則として工事は必要ないと案内しています。
ただし、電気メーターがスマートメーターになっていない場合は交換が必要になることがあります。
公式案内では、スマートメーターへの交換は原則無料で一般送配電事業者が行いますが、メーターの設置状況によって別途工事費が発生する場合があるとされています。
現在の電力会社への解約連絡は原則不要
現在の住所で他社からオクトパスエナジーへ切り替える場合、現在契約している電力会社への解約手続きについては、オクトパスエナジー側で行うと公式サイトで案内されています。
そのため、通常の切り替えであれば、新しい電力会社への申し込みと旧電力会社への解約をそれぞれ別々に進める必要はありません。
ただし、引っ越しを伴う場合などは手続きが異なる可能性があります。
切り替えには一定の期間が必要
オクトパスエナジー公式サイトでは、切り替え手続きには通常1~2か月程度かかり、原則として手続き完了後の最初の検針日から切り替わると案内されています。切り替え日の指定はできないとも説明されています。
そのため、「申し込んだ翌日から料金プランが変更される」と考えないようにしましょう。
また、通常の切り替え手続きによって電気の供給が途中で途絶えるものではないと案内されています。
重視するポイント別に4サービスを考える
ここまでの比較内容をもとに、どのような観点で各サービスを検討できるのか整理します。
実質再エネ100%のプランを比較したい場合
環境価値を重視する場合には、オクトパスエナジーのグリーンオクトパスが比較候補になります。
非化石証書を組み合わせた実質再生可能エネルギー100%の料金プランであることが公式サイトで明示されているためです。
ただし、環境価値だけでなく、現在の料金との違いもシミュレーションして判断しましょう。
市場価格を意識しながら電気を使いたい場合
電気を使う時間帯を調整できる場合には、LooopでんきのスマートタイムONEも比較候補になります。
市場価格などを反映する料金体系であるため、電気を使用する時間帯を意識することが料金管理につながります。
一方で、市場価格の変動が料金に反映される仕組みを理解して契約することが重要です。
クルマも含めて生活費を比較したい場合
ガソリン車やEVを利用している場合は、idemitsuでんきのクルマ特割も比較材料になります。
電気料金だけでなく、自動車の利用状況を含めて家計全体で比較したい場合に確認しておきたいサービスです。
複数の家庭向け料金プランから検討したい場合
東京電力エナジーパートナーでは、スタンダードSのほか、オール電化住宅などを対象とするプランや時間帯を考慮したプランも提供されています。
現在東京電力エナジーパートナーを契約している場合には、現在のプランを基準として他社へ切り替えた場合の料金を比較すると判断しやすくなります。
なお、スタンダードS/L等に関連する「長期契約割引」は2023年2月22日に新規受付を停止しています。既存の長期契約割引を利用している場合には期中解約金の規定があるため、対象者は切り替え前に現在の契約内容を確認してください。
電力会社選びで注意したい3つのケース
キャンペーンだけで契約先を決める
新規契約特典は電力会社を比較する材料のひとつですが、一時的な特典と継続して支払う電気料金は分けて考える必要があります。
例えば数千円の割引を受けられても、その後の料金が自分の使用状況に合っているとは限りません。
「特典を含めた初年度」と「特典終了後」の両方を想定して比較すると判断しやすくなります。
1か月分の電気料金だけで比較する
電気使用量は季節によって変わります。
夏や冬に冷暖房を長時間使用する家庭では、春や秋だけを基準にすると年間の電気料金を把握しにくくなります。
可能であれば過去12か月程度の使用量を確認し、年間を通した料金を想定して比較しましょう。
オール電化なのに一般家庭向けプランだけを比較する
オール電化住宅では、エコキュートなどによって夜間にまとまった電力を使用することがあります。
現在時間帯別料金を利用している場合、一般家庭向けプランへ変更することで料金計算の仕組みが大きく変わる可能性があります。
オール電化住宅では、現在の料金プランと各社のオール電化対応プランを同じ条件で比較することが重要です。
次章では、「オクトパスエナジーへ切り替えると電気は止まる?」「賃貸住宅でも変更できる?」「解約金はかかる?」など、申し込み前に確認されやすい疑問をFAQ形式で整理し、最後に記事全体をまとめます。
オクトパスエナジーに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、オクトパスエナジーへの切り替えを検討するときに確認しておきたい疑問をQ&A形式で整理します。
Q1.オクトパスエナジーに切り替えると電気が止まることはありますか?
通常の電力会社の切り替えによって、電気が一時的に使えなくなるものではありません。
電力会社を変更しても、地域の送配電事業者が管理する送配電網を利用して電気が届けられる基本的な仕組みは変わりません。
また、オクトパスエナジー公式サイトでは、切り替えにあたって原則として工事は必要ないと案内されています。
ただし、現在設置されている電力量計がスマートメーターではない場合は交換が必要になることがあります。
スマートメーターへの交換は一般送配電事業者によって行われ、原則として交換費用はかかりません。ただし、設置状況などによって別途工事費が発生する場合があります。
Q2.オクトパスエナジーへの切り替えにはどのくらい時間がかかりますか?
オクトパスエナジー公式サイトでは、現在の電力会社から切り替える場合、通常は申し込みから1~2か月程度かかると案内されています。
原則として手続きが完了した後の最初の検針日からオクトパスエナジーへ切り替わります。
そのため、申し込みをした直後からオクトパスエナジーの料金プランになるわけではありません。
切り替え日の指定はできないと案内されているため、現在の契約やキャンペーンの終了時期なども考慮して申し込みましょう。
Q3.現在の電力会社へ解約の連絡をする必要はありますか?
現在の住所で他社からオクトパスエナジーへ切り替える通常の手続きでは、現在利用している電力会社への解約手続きはオクトパスエナジー側で行うと案内されています。
そのため、原則として利用者自身が現在の電力会社へ解約の連絡をする必要はありません。
ただし、引っ越しを伴う場合などは手続きが異なる可能性があります。
現在の住居での切り替えなのか、引っ越し先で新たに電気を契約するのかを確認して手続きを進めましょう。
Q4.オクトパスエナジーに解約金や解約手数料はありますか?
オクトパスエナジーは、公式サイトで解約金・解約手数料はかからないと案内しています。
将来的に別の電力会社へ切り替える可能性がある場合にも確認しておきたいポイントです。
ただし、電力契約の解約金とキャンペーンの適用条件は別に考える必要があります。
例えば、提携企業経由の割引では、割引対象となる電気料金の支払義務が発生する前に契約が終了すると特典が適用されない条件があります。また、割引を使い切る前に解約した場合、残っている割引額が消滅する場合があります。
キャンペーンを利用して申し込む場合は、特典の付与時期や解約時の扱いまで確認してください。
Q5.オクトパスエナジーに切り替えれば電気料金は安くなりますか?
すべての家庭で電気料金が下がるとは限りません。
電気料金は、現在契約している電力会社や料金プラン、契約容量、毎月の使用量、供給エリア、燃料価格などの影響を受けます。
また、オール電化住宅や時間帯別料金プランを利用している場合は、電気を使用する時間帯も重要です。
そのため、「オクトパスエナジーだから安くなる」と判断するのではなく、現在の電気使用量をもとに料金を比較する必要があります。
直近の検針票だけでなく、可能であれば過去1年間程度の電気使用量を確認してシミュレーションすると、季節による使用量の違いも考慮しやすくなります。
Q6.グリーンオクトパスの「実質再生可能エネルギー100%」とは何ですか?
グリーンオクトパスは、非化石証書を組み合わせることによって、実質再生可能エネルギー100%として提供されている料金プランです。
「実質」という表現が使われているのは、家庭に届けられる電気そのものを物理的に特定の再生可能エネルギー発電所から分離して供給する仕組みではないためです。
電気に非化石証書による環境価値を組み合わせることで、実質的に再生可能エネルギー由来として扱う仕組みです。
電気料金だけでなく、電力に付随する環境価値も重視したい場合には比較ポイントになります。
Q7.オクトパスエナジーにはどのような料金プランがありますか?
オクトパスエナジーでは、家庭の電気の使い方や設備に合わせて複数の料金プランが提供されています。
代表的なものには「グリーンオクトパス」があります。
このほか、公式サイトでは基本料金0円などを特徴とする「シンプルオクトパス」、オール電化住宅向けの「オール電化オクトパス」、EV利用者向けの「EVオクトパス」、太陽光発電設備を設置している家庭で検討できる「ソーラーオクトパス」などが案内されています。
提供されるプランや料金条件はエリアや時期などによって異なる場合があります。
自宅の郵便番号や電気使用状況を入力し、申し込み時点で利用できるプランを確認してください。
Q8.基本料金0円のプランはありますか?
オクトパスエナジーでは「シンプルオクトパス」が案内されています。
公式サイトでは、基本料金0円、燃料費調整額なし、12か月間の使用量単価固定という料金設計が案内されています。
ただし、12か月経過後はグリーンオクトパスへ自動的に切り替わる仕組みとなっています。
「基本料金0円」という一部分だけで判断せず、電力量料金や適用期間、12か月経過後の料金プランまで含めて比較しましょう。
Q9.オール電化住宅でもオクトパスエナジーを検討できますか?
オクトパスエナジーでは、オール電化住宅向けの「オール電化オクトパス」が提供されています。
エコキュートやIHクッキングヒーターなどを利用している家庭では、一般家庭向けの料金プランだけではなく、オール電化住宅に対応するプランも比較することが重要です。
特に現在、夜間の電力量料金が異なるオール電化向けプランを利用している場合は、切り替え後の時間帯別単価を確認しましょう。
Q10.EVを利用している場合はどのサービスを比較すればよいですか?
今回紹介したサービスでは、EVに関連する料金プランや特典を確認できます。
オクトパスエナジーにはEV利用者向けの「EVオクトパス」があります。
idemitsuでんきには「クルマ特割」のEVコースがあり、条件を満たした場合に毎月の電気料金から200円が値引きされます。
LooopでんきのスマートタイムONEは市場価格などを反映する料金体系のため、EVの充電時間を変更できる家庭では、電気を使用する時間帯も含めて検討できます。
どのサービスが適しているかは、EVの充電量、充電する時間帯、家庭全体の電気使用量などによって異なります。
Q11.キャンペーンを利用して申し込むときの注意点はありますか?
キャンペーンは、特典金額だけではなく適用条件を確認することが重要です。
特に確認したいのは、対象プラン、申込経路、申込期間、供給開始期限、特典付与時期、契約継続条件、他のキャンペーンとの併用可否です。
例えば、オクトパスエナジーでは提携企業経由の新規申込割として、条件を満たす場合に合計6,000円(税込)を電気料金から割り引く「提携企業割 Ver3」の定義書が公開されています。
一方、利用する申込ページや時期によって適用される特典が異なる場合があります。
キャンペーン情報は変更・終了する可能性があるため、申し込み画面に表示される最新の条件を確認してください。
Q12.電力会社を比較するとき、どの数字を見ればよいですか?
まずは現在の検針票やWeb明細を確認しましょう。
特に重要なのは、
- 契約プラン
- 契約アンペア・容量
- 月間使用量(kWh)
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額など
- 適用されている割引
- 実際の請求額
です。
可能であれば12か月分を確認すると、夏・冬など電気使用量が増える時期を含めて比較できます。
市場連動型プランを検討する場合には、使用量だけでなく電気を使用する時間帯についても確認しましょう。
まとめ|オクトパスエナジーと電力会社は料金体系や特徴を比較して選ぶ
この記事では、オクトパスエナジーを中心に、Looopでんき、idemitsuでんき、東京電力エナジーパートナーを比較しました。
同じ家庭向け電力サービスでも、それぞれ料金体系や特徴が異なります。
オクトパスエナジーでは、非化石証書を組み合わせた実質再生可能エネルギー100%の「グリーンオクトパス」をはじめ、EV、太陽光発電、オール電化など、利用環境に応じて検討できる複数のプランがあります。
また、公式サイトでは解約金・解約手数料がかからないことが案内されています。
LooopでんきのスマートタイムONEは、市場価格などを反映する料金体系が特徴です。市場価格が変動するため、電気を使用する時間帯も意識して比較する必要があります。
idemitsuでんきでは、一般家庭向けのSプランに加えて、ガソリン車やEVの利用者が検討できる「クルマ特割」があります。
東京電力エナジーパートナーでは、一般家庭向けのスタンダードSのほか、オール電化や電気を利用する時間帯などに対応する複数の料金プランが用意されています。
重要なのは、サービス名だけで判断しないことです。
電力会社を比較するときは、現在の契約内容を確認したうえで、
「毎月どのくらい電気を使っているか」
「契約アンペア・容量はいくつか」
「どの時間帯に電気を多く使うか」
「オール電化・太陽光発電・EVなどを利用しているか」
「燃料費や市場価格によって料金がどのように変動するか」
「キャンペーン終了後も含めた料金はどうなるか」
といった条件を確認することが大切です。
特に、現在大手電力会社などを利用していて電気料金の見直しを考えている場合は、直近1か月だけではなく、可能であれば過去1年間程度の電気使用量を確認して比較すると判断しやすくなります。
オクトパスエナジーを検討するときのチェックポイント
オクトパスエナジーを検討している場合は、まず公式サイトで自宅の供給エリアと利用できる料金プランを確認しましょう。
そのうえで現在の検針票や電気使用量を用意し、料金シミュレーションなどを利用して現在の契約と比較します。
グリーンオクトパスを検討する場合は料金だけでなく、非化石証書を組み合わせた実質再生可能エネルギー100%という特徴も比較材料になります。
EV、太陽光発電、オール電化住宅の場合は、それぞれの利用環境に対応するプランについても確認するとよいでしょう。
電力会社を切り替えることで電気料金が下がるかどうかは、現在の契約内容や電気使用量などによって異なります。
一律に料金面で有利になるとは限らないため、公式サイトで提示される料金や適用条件を確認してから判断してください。
なお、料金プラン、単価、キャンペーン、割引、適用条件などは変更される場合があります。本記事に掲載している料金・キャンペーン情報は記事作成時点の情報です。申し込み前には必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
オクトパスエナジーは、電気料金の見直しに加え、実質再生可能エネルギー100%のプランやEV・太陽光発電・オール電化などに対応するプランも含めて電力会社を比較したい場合の選択肢のひとつです。
現在の電気使用量と料金を確認したうえで、自分の利用条件に合うかを比較してみましょう。